建築士におすすめな転職先9選|転職先に選ぶ3つのポイントも解説

・建築士の転職先って何があるの?
・資格を活かして転職はできる?

建築士として設計業務をしているけど、どんな転職先があるのか気になりませんか?

1級建築士や建築設備士などの資格を活かして転職ができるのか知りたいですよね。

実は建築士の転職先には設計業務以外の仕事もあり、資格を持っていないと応募できない求人があるんです!

この記事の執筆者
  • 建築業界 12年
  • 組織設計事務所 8年勤務
  • PM/CM会社 在籍
  • 転職エージェントを利用して転職に成功
  • 転職で労働時間-40時間を実現
  • 転職1年目で年収1.2倍を達成

今回は建築士におすすめな転職先9選を紹介します。

この記事ではこんな疑問が解決できます!

疑問
  • 建築士におすすめな転職先は?
  • 建築士の需要ってあるの?
  • 建築士が転職先を選ぶポイントってある?
  • 転職を成功させるコツは?
  • 建築士が転職先を探す方法とは?

【結論】
この記事を読めば、建築士の転職先が分かることで選択肢が増え満足できる転職ができます!

選択肢を知っているのと知らないとでは雲泥の差のため、ぜひ最後まで読んでくださいね。

目次

建築士におすすめな転職先9選

組織系建築設計事務所

おすすめポイント

建築の設計が好きな人、設計のスキルアップしたい人はおすすめ。

評価項目評価備考
スキルアップ中規模以上の幅広い建物の設計ができる
年収若干の年収アップは期待できる
労働時間残業は多い
転勤大手になると転勤もある

公共施設、民間施設問わず中規模以上の幅広いプロジェクトに携わることができるのが組織系建築設計事務所です。

大手設計事務所となると難易度が高いプロジェクトが多いため設計スキルが身についたり、プロポーザルでのプレゼン力が身に付くため、設計者としてスキルアップしたい人におすすめ!

年収はアップは期待できますが他に比べると低く、残業が多い転職先になります。

大手になると転勤もありますが、ほとんどありません。

会社によっては海外プロジェクトがあったり、得意分野があるので設計したい分野が決まっている人は考えておきましょう!

アトリエ系建築設計事務所

おすすめポイント

建築の設計でもデザインや住宅の設計が好きな人はおすすめ。

評価項目評価備考
スキルアップ住宅の設計スキルが身に付く
年収下がる可能性が大きい
労働時間少人数のため残業が多い
転勤転勤はほとんどない

住宅を中心に小規模なプロジェクトに携われるのがアトリエ系建築設計事務所です。

建築家のデザインに対する拘りや住宅の設計を追求している建築設計事務所など様々あり、この建築家の元でデザインを学びたい、住宅の設計スキルを磨きたい人はおすすめです。

年収は紹介する転職先で最も低く年収アップは期待できず、少人数のため残業も他に比べて多くなります。

転勤する可能性は極めて少ないので安心できます。

小規模な設計事務所になると給料が少なく生活するのがギリギリなんてこともあるので注意しましょう。

施工会社(ゼネコン、サブコン)

おすすめポイント

大規模な建物の設計や年収アップしたい人におすすめ。

評価項目評価備考
スキルアップ大規模な建物に携われる
年収年収アップが期待できる
労働時間残業が多い
転勤大手になると転勤の可能性が大きい

建築設計事務所では携われないような大規模なプロジェクトに携わることができるのが施工会社の設計です。

大規模なプロジェクトとなるとより精度の高い設計や施工を考慮した設計が求められるため、デザインビルド方式(設計・施工一括発注)が採用される件数が近年増えてきています。

専門性が高い建物や大規模で複雑な建物に携わる機会があるため設計スキルを磨きたい人におすすめ。

設計業務を行う転職先では年収が最も多く、残業はありますが設計事務所に比べると若干少ないです。

大手になると転勤する可能性はあります。

デベロッパー

おすすめポイント

年収アップしつつ労働時間を減らしたい人におすすめ。

評価項目評価備考
スキルアップ用途が限定されるためスキルアップは期待できない
年収年収アップが期待できる
労働時間残業は少ない
転勤大手になると転勤の可能性が大きい

開発する土地の調査・企画を行い商業施設やマンション、ホテルなどを建設し顧客から賃料や購入料をもらうのがデベロッパーです。

大規模な案件が多く、設計は行わず企画する側の発注者となり設計や施工は設計会社やゼネコンに発注します。

安定した収入があるため年収は高く、残業時間が少ないですが商業施設やマンションといった用途に限定されるためスキルアップはしにくくなります。

大手となると全国に展開されているため転勤の可能性は大きいです。

大企業となると試用期間が長かったり、正社員になる条件があったりするので転職する場合は注意しましょう!

PM/CM会社

おすすめポイント

多くの案件に携われるためスキルアップでき、年収アップしたい人におすすめ。

評価項目評価備考
スキルアップ多くの案件に携われる
年収近年需要が増えており年収は高め
労働時間発注者支援のため残業時間は少なめ
転勤転勤は少ない

建築の専門知識を保有し中立的な立場で、発注者の発注・設計・施工等のマネジメント支援するのがPM/CM会社です。

海外ではコンストラクションマネジメント(CM)が主流であり、近年日本でも一般的になってきています。

発注者支援のため建築設計事務所に比べると3倍以上の案件に携われるためスキルアップができ、年収も高い傾向にあります。

転勤は少なく、労働時間は発注者に比べると多いですが比較的働きやすい環境です。

ただし設計は全く行わないので建物の設計やデザインをしたい人には向きません。

ハウスメーカー

おすすめポイント

戸建てや集合住宅の設計をしたい人はおすすめ。

評価項目評価備考
スキルアップ住宅に限定される
年収若干の年収アップは期待できる
労働時間設計業務のため残業はある
転勤転勤する可能性は大きい

戸建ての住宅を設計するのが主となるのがハウスメーカーです。

住宅の設計スキルを磨きたい人はハウスメーカーはおすすめです。

アトリエ系建築設計事務所も住宅を手掛けますがハウスメーカーの方が収入が安定し、従業員も多いため労働時間も改善しやすいです。

全国に展示場があるような大手になると転勤する可能性が大きくなります。

大学や一般企業の施設管理

おすすめポイント

発注者側の施設管理のため労働時間を減らしたい人におすすめ。

評価項目評価備考
スキルアップ新築案件は少なめ
年収企業により差はでやすい
労働時間発注者のため残業は少ない
転勤転勤する可能性もある

他拠点に複数の建物を保有するような大学や企業には、施設を管理する必要があり劣化した箇所の修繕や改修を行います。

新築の案件もありますが基本は既存建物の管理を行うため、建物の維持管理スキルを学びたい人にはおすすめ。

年収は企業により差があり勢いのある企業は年収は高い傾向にあり、労働時間は全体的に少ないです。

企業によっては転勤する可能性もありますが、他に比べると多くはないです。

審査機関

おすすめポイント

転勤する可能性が低く労働時間を減らしたい人はおすすめ。

評価項目評価備考
スキルアップ法規のスキルのみ
年収年収アップはしにくい
労働時間残業は少ない
転勤転勤はあまりない

建物が建築基準法などの法規に適合しているかを設計図や資料を審査します。

法規に関するスキルは身に付くため将来、公務員として働きたい人はステップアップになります。

年収はそこまで高くはないですが、労働環境はよく残業も少ないです。

また転勤することもないので転勤をしなくない人には向いています。

公務員

おすすめポイント

倒産するリスクを減らし転勤をしたくない人はおすすめ。

評価項目評価備考
スキルアップ新築、改修の経験ができる
年収年収は下がりやすいが安定している
労働時間人手不足があるため残業は多め
転勤転勤はない

地方自治体が保有する建物の管理や新築案件に携われ、地域に貢献できるのが公務員です。

一番のメリットは倒産する心配がなく安定した環境で仕事ができこと。

人手不足のため残業もありますが転勤することはないです。

好きな自治体があり、転勤せずに地域に貢献をしたい人はおすすめ!

転職する際は筆記試験がありますので勉強は必須!

建築士の需要はある?

ポイント

一級建築士は今後減少傾向にあるため需要はある。

引用元:日本建築士会連合会
引用元:日本建築士会連合会

人口減少に伴い一級建築士の登録者数も減少してきています。

ただし建物の改修や新築の設計需要は一定数あるため建築士の需要はあります。

また設計事務所や建設会社以外の一般企業でも建物を管理する仕事があり転職先の選択肢は多くあります。

建築士が転職先に選ぶ3つのポイント

仕事内容

ポイント

どういった仕事を今後やっていきたいのか。

転職先9選であげたように建築士が転職で選択できる職種は複数あります。

あなたが満足して働くためには仕事内容は非常に重要です。

「どういう仕事をしたいのか」が決まると自ずと転職先の候補を絞られます!

仕事内容
  • 発注側としての企画(デベロッパー)
  • 発注者の支援業務(PM/CM)
  • 建物の施設管理(一般企業、大学、公務員)
  • 設計、設計監理(組織系建築設計事務所、アトリエ系建築設計事務所、施工会社、ハウスメーカー)
  • 現場管理(施工会社)
  • 審査(審査機関)

残業時間40時間以内

ポイント

残業時間は40時間を目安に転職先を探そう!

建築士の残業時間は多めで1日2時間以上が多いです。

しかも土曜日に仕事をすることもあるので月に60時間以上働いている人もいます。

ただし2024年4月より法が改正され残業時間は月45時間が原則となるので、現状で残業時間が月40時間以下である企業は働き方を考えて行動している企業です。

働き方が大きく変わりつつある建築業界で柔軟に対応できる企業はおすすめ。

離職率

ポイント

3年後離職率が30%以下の企業がおすすめ。

大きな目安として3年後に離職する確率は30%以内が日本企業では多くあります。

そのため3年後離職率が30%を超える場合は、離職するだけの理由が存在するため転職して後悔する可能性が大きくなります。

離職率は求人情報や企業のホームページに記載されていることはあまりないため口コミサイトや直接聞いて確認しましょう!

3年後離職率の確認方法
  • 口コミサイトで調査
  • 企業の人事部に直接確認する
  • 転職エージェントに聞く

転職を成功させる6つのコツ

6つのコツ
  1. 転職で求める条件を明確にする
  2. 年収の希望金額をしっかりと伝える
  3. 口コミサイトで企業情報を調べる
  4. 転職先が決まってから退職する
  5. 資格を取得する
  6. 転職エージェントを利用する

転職は企業が出している求人に応募し内定をもらえれば転職できます。

でも転職するだけでは意味がなく「何のために転職するのか」が重要になります。

より満足のいく転職をするために上記6つは意識して行動しましょう!

転職のコツを詳しく記事はこちら

転職エージェントなら忙しくても転職できる

転職はしたいんだけれど忙しくて時間がない…。
企業を探すだけでもかなり労力が必要そう。

建築業界で働いて「転職したい」と考えている人の大半は、その忙しさを改善したい人が多く転職する時間が確保できないことが悩みになるケースがあります。

1から求人を探して応募してスケジュール調整して…とやっていると多くの時間が必要です。

そんな場合は「転職エージェント」を利用して、希望条件を伝えあなたに合う求人を紹介してもらうと便利ですよ!

おすすめの転職エージェント

時間がないから転職できないと嘆いていても何も改善されず不満を抱えたまま働くことになってしまいます。

また転職しなくても転職活動をすることで市場価値を知ることができるので、将来転職したい人や転職するか悩んでいる人は行動してみましょう!

それではっ!!

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