建築設備士を取得する3つのメリット|資格を持っているとトクをする理由

悩み人

建築設備士って取得するメリットってあるの?

建築業界の電気設備、給排水衛生設備、空調設備に携わっているけど「建築設備士」の資格は取得した方がいいの?

あまり役に立たない資格であれば無駄な勉強時間は使いたくないですよね。

実は「建築設備士」は知識取得以外にも大きなメリットが存在するんです!

この記事の執筆者
  • 建築業界 12年
  • 組織設計事務所 8年勤務
  • PM/CM会社 在籍
  • 転職エージェントを利用して転職に成功
  • 転職で労働時間-40時間を実現
  • 転職1年目で年収1.2倍を達成
  • 建築設備士、CCMJ、消防設備士甲種4類

今回は「建築設備士」の資格を取得するメリットを紹介します。

この記事ではこんな疑問が解決できます!

疑問
  • 建築設備士を取得するメリット
  • 建築設備士って何?
  • 建築設備士は難易度は高いの?
  • 建築設備士の転職はどうなの?

【結論】
この記事を読めば、建築設備士を取得するメリットが明確になり、資格を最大限に活かす方法が分かります!

目次

建築設備士を取得する3つのメリット

建築設備の基礎知識が身に付く

メリット

建築設備の設計や工事監理に必要な知識を取得できるため勉強する価値がある。

建築や構造、法規、電気設備、給排水衛生設備、空調設備の問題が出題されるため基本的な知識が身に付きます。

仕事で電気設備に携わっていると給排水衛生設備や空調設備、建築、構造、法規といった他分野の知識を学ぶ機会は多くはないため、資格の勉強で基本を学べることができます。

建築設備の設計や工事監理の仕事をしていくためには、あなたの携わっている分野以外の知識はある程度知っておかないと業務上支障がでます。

また二次試験の設計製図では設計業務に近い問題が出題されるため業務にも活かすことができるんです!

他資格の受験資格が取得できる

メリット

建築学科を卒業していなくても建築設備士を取得すると1級建築士の受験資格をGETできる。

建築設備の仕事をしている方の中には、電気工学や機械工学を専攻していた方もいます。

そういった方が建築業界で就職した場合、建築学科を卒業していなくても「建築設備士として4年以上の実務経験」があれば1級建築士を受験できるようになりました。

また1級建築士以外にも「防火対象物点検資格者」の受験資格も取得できるので、取得できる資格の幅が広がります。

転職する際に有利

メリット

建築設備の専門家として評価される資格のため、持っていると転職しやすい。

また資格を持っていると応募できる選択肢が増える!

転職は書類や面接で採否を判断するため「資格を持っている=知識がある」と認識され採用する側も安心感があります。

また求人情報の応募条件に「建築設備士」が記載されているものも多くあり、資格がないと応募ができない企業があるため資格を持っていると選択肢が増えます。

求人情報例の抜粋

最近はZEB、脱炭素といった環境配慮することが一般的となっているため建築設備の需要は高くなっています。

その中で資格を保有している人材は貴重になってくるので、将来転職を考えている人は取得しましょう!

建築設備士とは?

建築設備全般に関する知識や技能を保有し、建築士に対して高度化・複雑化した建築設備の設計・工事監理に関する適切なアドバイスを行える国家資格です。

建築設備技術者の中でも特に技術力を持っていると認識されています。

ただし建築設備士に関する義務はなく建築設備士の意見を聞いた場合は、建築確認申請書等においてその旨を明らかにしなければなりません。

建築する上で必須ではありませんが、空調や照明といったものは運用する上で重要な役割を果たすため資格保有者がいると信頼感や安心につながりますね。

建築設備士の難易度

一次試験

受験者数合格者合格率
2018年2,983人930人31.2%
2019年2,800人749人26.8%
2020年2,256人650人25.7%
2021年2,900人950人32.8%
2022年2,813人882人31.4%
引用元:建築技術教育普及センター
難易度

一次試験の合格者は約30%。

建築設備の専門技術者が受験する資格と考えると難易度は高い。

建築一般知識、建築法規、建築設備に関する筆記問題が出題されます。

仕事で建築設備に携わっている方が多いのに合格率が低いのは他分野の知識を取得する必要があるからです。

例えば電気設備の設計をしている場合、電気の知識は業務で身に付きますが建築設備には空調や給排水衛生が含まれます。

そのため建築一般や法規の勉強に加え、空調や給排水衛生の知識が必要となるため建築設備全体を理解する必要があるため難易度が高くなっている。

二次試験

受験者数合格者合格率
2017年1,112人580人52.2%
2018年1,242人646人52.0%
2019年1,123人610人54.3%
2020年916人379人41.4%
2021年1,158人606人52.3%
引用元:建築技術教育普及センター
難易度

二次試験の合格者は約50%。

知識+計画する能力が必要で、設計業務に近い問題が出る。

基本計画の必須問題と基本設計製図の選択問題があります。

特に一次試験と異なるのは文章力が必要になることです。

また実際の設計業務同様に計算をして作図するため時間内に手際よく回答していく必要があります。

二次試験は全く同じ課題は出来ない傾向にあるため設計者として考える力が重要になる。

建築設備設計の転職

建築設備設計の転職では必須

ポイント

建築設備設計の知識や経験を活かし、転職でキャリアを改善したい人は建築設備士は必須!

転職では多くの求人があるほど選択肢が増え、その中からあなたに合う企業を選べるので求人数は重要。

建築設備設計の経験だけでも転職はできますが、今の労働環境や待遇を改善することができる可能性は減ります。

また求人には必要資格や必要条件以外に「歓迎条件」もあり、そこに建築設備士が記載されている求人も多く資格を保有していない人よりも好条件で転職できます。

転職でワークライフバランスを見直したい、年収アップしたいといった希望条件を達成したい場合は必ず資格を取りましょう!

企業が建築設備士を求める理由

ポイント

プロポーザル応募時の評価対象となる場合がある。

建築設計事務所や建設コンサルタントなどプロポーザル方式で仕事を受注することが多々あります。

その際に建築設備士の資格が評価対象とされている場合があり、保有している人がいると点数が加算されます。

また公共工事で大規模な案件となると担当者も建築設備士の資格が必須になることもあるので、企業としても建築設備士の資格保有者は貴重なんです。

転職では資格を保有している方が有利

転職が当たり前になっているため書類選考で落ちてしまう場合も、これからは増えてきます。

書類選考では経歴に加え、資格があるのと無いのでは雲泥の差があります。

また転職する際に企業を選ぶ選択肢が増えるのは、転職を成功させる上で一番効果的です。

建築設備士の勉強をするなら「日建学院」が出版している問題集が過去5年分があるのでおすすめ。

仕事をしながら勉強するのは大変ですが、あなたの将来のために頑張りましょう!

すでに資格を保有し転職を検討している人は「転職エージェント」を利用すると時間を短縮しつつ好条件で転職できるため便利ですよ。

おすすめの転職エージェント

いつどこの会社が倒産してもおかしくない現代は、個人のスキルを高めることが重要です。

いつでも転職できるようにしておけば安心なので、是非資格を取得しましょう!

それではっ!!

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