
・建築設計、建築設備設計の転職理由って何?
・どんなことに悩んで転職しているの?
建築設計、建築設備設計でも転職する人が増えているので、なぜ転職しているのか気になりますよね?
安心してください!この記事ではそんな疑問を解消していきます。
- 建築業界 12年
- 元組織設計事務所 8年
- 建設マネジメント会社 在籍
- 転職で3社中2社から内定
(もう1社は途中で自ら辞退) - 転職で労働時間-40時間を実現
- 転職1年目で年収1.2倍を達成

今回は建築・設備設計の転職理由について詳しく解説していきます。
この記事ではこんな疑問が解決できます!
- どんな理由で転職しているの?
- 転職を躊躇してしまう場合ってある?
- 転職する前にした方がいいことってある?
【結論】
この記事を読めば建築設計、建築設備設計の将来設計で悩んでいる人の不安を解消できます!
建築設計、建築設備設計 10の転職理由

1.勤務時間が長すぎる

平日はほとんど会社で仕事していて、寝るために家に帰っている。
期日が近いと終電近くまで働くことも。
この生活を続けるのは辛い。

突然、発注者の要望が変更となり至急で対応することもある。
複数の案件を担当しているので、1つのスケジュールが崩れると他にも影響が出てしまい労働時間が長くなる。
設計者の転職理由で一番多いのは勤務時間が長すぎること。
設計業務の労働時間が長くなる主な原因は「正解がないため追及しすぎてしまう」ことです。
また設計するだけでなく発注者の要望に加え、法規や諸官庁協議といったことも対応する必要があるため時間を要します。
建築が好きで設計をしていてもプライベートな時間を重要視する設計者が増えてきている。
2.休日が少ない

平日は打合せで時間を取られてしまうので資料を作成する時間が確保できない。
そのため土曜日に作業をすることもあるため土日は休める会社で働きたい。

設計業務は資格が必須なので合格するまでは勉強の時間が必要。
土曜日に仕事してしまうと日曜日に勉強することになるのでプライベートな時間が全くない。
何のために働いているのかと考えてしまう。
プロジェクトによっては休日に仕事をすることもあります。
平日に打合せが多くあったり、出張したりしてしまうと作業する時間がないため、平日に作業できない分は土曜日に作業することも結構あります。
また設計業務では資格が必須になるため業務と並行して勉強が必要となり、空いている日曜日に勉強するとプライベートな時間がほとんどなく転職を考えるキッカケになります。
家族との時間、趣味の時間を重要視する時代になってきています。
3.給与がそこまで高くない

給与と労働時間を考えるとそこまで給与が高いと感じない。
同じ仕事内容であれば給与が高い企業で働きたい。

上司の話を聞く限り給与が大きく増えることは無さそう。
他の業界や職種だと、どのくらい給与がもらえるか自分の市場価値を確かめてみたい。
給与が高くないのも転職理由の1つです。
労働時間と給与で時給を計算してみると「えっ!?アルバイトの方が時給高いんじゃない?」って月もあります。
同じような業務をするのであれば少しでお給与が高い企業で働きたいですよね。
社会からの市場価値を知るために最近では転職活動する人も増えてきている。
4.本当に設計しているのか疑問

打合せが多く設計図面作成は外注している。
ふと考えると設計をしていないと気づき、今後も同じ状況であれば設計以外の仕事もありだと思う。
設計者は複数の案件を担当する場合が多いです。
設計図面を作成する期間が重なったり、打合せで作図できない場合は外注に依頼します。
外注に依頼すると完成した図面をチェックして修正をお願いする作業がメインとなるため、何のために設計をしているのと疑問に感じる機会が多々あります。
図面確認をするのであれば発注者側の仕事などの方がワークライフバランスもいいので転職を考ることになります。
5.将来のイメージができない

上司を見ていて楽しく働いているイメージが全くなく、どっちかと言えばストレスが多い環境で苦労してる。
自分はそうなりたくないから転職したい。

今の働き方で将来、家族を持つイメージが沸かない。
設計する技術者も減っているので未来が想像できない。
働きやすい環境に転職したい。
将来への不安があることも転職理由にあります。
身近にいる上司が自分の将来に近いので、その上司が楽しそうに仕事していないと不安になります。
また仕事以外の時間をイメージした時に仕事中心の生活になってしまうので、もっと働きやすい環境に転職したいと考えます。
副業が当たり前の時代になりつつあるので、働きやすい環境を選択するために転職する人は今後は増えてくるでしょう。
6.多くの建築に携わりたい

1つの物件を設計するのに1年以上掛かることもあるが、もっと多くの建築に携わりたい。

今の会社は学校案件には強いため用途が偏っている。
学校以外の建築の設計もしてみたい。
自分の経験値を増やしたいという転職理由もあります。
1つの建物を設計するのに1年以上の時間が必要な場合が多いため、様々な経験をしたい人は発注者側やコンサルタント会社に転職をする人もいます。
また会社によって得意分野があるため、設計できる用途も偏ってしまう場合もあります。
より多くの建築に携わりたい、設計をしたい人が転職を選択することがあります。
7.設計スキルを磨きたい

設計業界の大手に転職してスキルを磨きたい。

海外の案件に携われるような企業に転職したい。
設計者としてのキャリアアップしたいという転職理由にあります。
実際、大手の設計事務所しか携われないようなプロジェクトが多々ありますし、大規模な案件になればなるほど経験や実績が必要なので設計できる企業も限定されます。
海外案件もある程度の人数がいる設計事務所でないと経験したくても出来ないです。
数年前までは設計事務所から別の設計事務所に転職する人は少なかったですが、最近はかなり増えてきています。
8.人間関係がうまくいかない

高圧的な人がいて一緒に仕事をするのが苦痛。
会うのみ嫌なので転職したい。
これはどこの企業でもある転職理由ですね。
1つの設計をするのに数人でチームを作って1年程度を一緒に仕事していきます。
運悪く仕事がやりにくい人とチームになってしまうとストレスになります。
ストレスになるのは良くないですが、転職先では上手く人間関係を構築できる工夫も必要です。
9.やりたい仕事ができない

希望を出してもタイミングが合わないと担当になれない。

新築の設計をしたいのに改修案件しかない。
入社してみたら思っていた仕事ができなくて転職をする人もいます。
希望を出していても仕事を受注したタイミングが合わないと担当になれないこともあります。
また新築の設計したくて入社したら、実際は改修案件が多くやりたい仕事じゃないってこともあります。
1度の人生なので自分のやりたい仕事をするために転職する人も結構います。
10.発注者側の立場で仕事がしたい

設計は仕様がある程度決まっているので、建物の規模や予算を決める立場で仕事がしたい。

デベロッパーなどのように街づくりをしてみたい。
設計をしていると発注する側で仕事をしてみたいと考えることがあるのではないでしょうか。
建物の規模や予算、仕様を決めていくことがメインとなるので建築の面白い所をできます。
またデベロッパーでは建物単位ではなく街をつくるような視点になるので別の面白さがあります。
仕事内容に加え、残業が減ったり給与が増えることが多いのも転職する理由です。
転職を躊躇してしまう6つの理由

1.忙しくて転職活動ができない

仕事が忙しくて転職活動する時間を確保できない。
中途半端に活動しても失敗するだけ。
忙しい日々を過ごしていると他のことを考えたり行動する時間はないと考えていませんか?
もちろん何も考えず工夫しなければ時間が必要になりますが、限りある時間で効率よく行動することもできます。
未来を変えるには現状の行動を見直さないと何も始まらないので、「時間がない」と悩むのではなく「どうやって時間をつくるか」を考え行動しましょう。
時間がなく転職を迷っている人は、どうやったら時間を作れるのかを考えましょう。
行動を変えて将来の自分のために行動しましょう!
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2.会社に言いにくい

上司が話を聞いてくれるような人ではないので切り出しにくい…。
他の人に迷惑も掛けてしまうので迷ってしまう。
「会社を辞めます」と言い出すのは勇気がいるし、辞めたら迷惑を掛けてしまうと考えると躊躇してしまいますよね。
ただし、あなたが会社のことを気にする必要はなく、上司に伝えることができれば大丈夫。
もし会社に言いにくい人は「退職代行サービス」があるので使ってみるのも良いかもしれません。
会社のことを考えて転職に迷う必要なし!
言いにくい場合は「退職代行サービス」を利用して会社に伝えてもらうことも可能。
3.設計業務はなくならない仕事

設計の仕事は新築、改修など今後もなくなることはない。
違う業界にチャレンジしたいが、倒産するリスクを考えると行動できない。
会社が倒産し仕事がなくなってしまうことを考えると転職は迷いますよね。
設計業務は今後もなくなることはない仕事ですが、これからは個人のスキルを評価される時代になりつつあります。
転職することでスキルや経験を積むことができるので、会社が倒産してもどこにでも必要とされる人材になれば悩みは解消されます。
未来のことを妄想しすぎないようにしよう。
どこからも必要とされる人材を目指せば会社が倒産しても仕事が見つからないという心配はいらない。
4.他の仕事よりも給料が良い

平均年収よりは給料はもらえているので、転職で失敗して給料が下がるのが怖い。
大手の会社で設計をしている人の多くは平均年収の403万円を超えているので転職を躊躇する人もいます。(平均年収はdodaより引用)
ただ冷静に考えてほしいのですが、労働時間を考えても給料が高いと感じますか?
給料を下げたくない場合は転職活動での必須条件にすれば問題なく、逆に転職エージェントを使うことで給料を上げることもできます!
給料が下がらない条件で転職活動すれば迷う必要なし。
むしろ転職では給料を上げられるチャンス!
5.仕事のやりがいがある

設計は時間が掛かり手間が多いが、図面を作成した後や建物が竣工した時の達成感はかなりある。
他の仕事でも同じようにやりがいがあるか不安。
仕事はやりがいがないと楽しくありませんよね。
設計は大変な分、完成したら達成感がありますが、他の職種はやりがいがないと思いますか?
どういった職種があって、どういった仕事をするのかって普通に仕事をしているだけでは分かりません。
世の中にどういう職種があるのか、転職活動することで分かるので自分が更にやりがいを感じる仕事が見つかる可能性もあるので知ることが大切。
転職しなくても転職活動を行い、どのような職種があり自分が転職できるのか知っておくとことがベスト。
何も調べず、知らずに判断してしまうのは勿体ない。
6.設計業務であれば環境は一緒

設計の仕事を続けたいけど、どこの会社に行っても環境はほぼ変わらない。
人間関係を1から構築することを考えると転職する意味がないのではないかと迷っている。
今と同じ設計ができる企業に転職したい場合、環境はほとんど変わらないので転職するか迷いますよね。
環境は大きくは変わらないが企業によって得意分野があるため設計スキルが上がります。
多くの建築を設計している人は経験が豊富なため貴重な人材になれます。
設計スキルを磨くために転職するのもアリ。
どういう仕事をして、どういう人材になりたいか考えてみましょう。
転職する前にしておきべきことはある?

資格は必ず取ろう
建築業界で転職する場合は資格がないと応募できない求人があるので、資格は取得しておくと選択肢が増える。
建築業界は資格がないとできない仕事やプロポーザルの配点に関わるため、資格があった方が転職しやすいのは間違いありません。
転職したい業界や職種がある場合は、事前に転職サイトでどういった条件で求人を出しているか確認しておくといいです。
よく求人に記載されている資格を以下に纏めました。
- 一級建築士(意匠、設備)
- 建築設備士(設備)
- 一級施工管理技士(意匠、設備)
建築設備士の勉強方法はこちら
自己分析しよう
- なぜ転職するのか
- 自分のスキルと経験って何がある?
- 将来どうなっていたいか
転職を決意したら、まずは自己分析をしっかりとしましょう!
転職エージェントに登録してから整理しても良いですが、個人的には自分で一度まとめてみることをオススメします。
なぜなら自分の目的や強みをしっかりと考えた方が転職が上手くいきやすいからです。
詳しい説明は以下の記事で紹介しています!
まとめ

おさらい
- 10の転職する理由
- 6の転職を躊躇する理由
- 転職する前に必要な資格は取得するべし
- 自己分析をしてから転職活動しよう
転職した人の理由を参考に自分の将来をイメージしてみましょう。
【転職すべきか明確にしよう】
何事も経験しないまま判断してしまうのは損をします。
転職をしなくても転職活動をしてみると視野が広がりますよ!
【転職の進め方】
将来の自分がイメージできない人の参考になれば嬉しいです。
それではっ!!
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