建築、設備設計から異業種へ転職|6つの転職先と特徴を分かりやすく解説

・建築、設備設計って転職できるの?
・設計をしているけど、設計以外の仕事ってどんな転職先があるの?
・設計経験を活かした設計以外の仕事って何があるの?

設計以外の異業種に転職したいんだけど実際にどんな転職先があるのか気になりませんか?

実は設計の経験を活かせる転職先って多いんです!

この記事の執筆者
  • 建築業界 12年
  • 元組織設計事務所 8年
  • PM/CM会社 在籍
  • 転職エージェントを利用して転職に成功
  • 転職で労働時間-40時間を実現
  • 転職1年目で年収1.2倍を達成

今回は建築設計、設備設計の転職先を詳しく紹介します。

この記事ではこんな疑問が解決できます!

疑問
  • 建築、設備設計の転職先は何がある?
  • どのくらいの経験を積むべきなの?
  • どういった理由で転職しているの?
  • 転職を成功させる方法ってあるの?

【結論】
この記事を読めば設計者の転職先が分かり将来の選択肢が増やすことができます!

目次

建築、設備設計の転職先

1.今よりも規模が大きい設計事務所

選ぶポイント

設計業務を続けていきたい人、設計業務のスキルアップしたい人が選択する転職先。
ただし労働時間の削減、年収UP、働き方の改善はあまり期待できない。

スクロールできます
項目評価理由
労働時間業務内容が同じため大きな改善は期待できない
収入若干の年収UPは見込める
スキルアップ経験できる幅が広がる
勤務地大手になるほど転勤の可能性はあるが大差はない

設計業務を続けスキルアップを目指している人は、現状よりも規模が大きい設計事務所を選択することになります。

基本的には設計事務所⇒設計事務所に転職するケースが多く、ゼネコンの設計⇒設計事務所に転職する人は年収が下がる可能性が高いので少ない印象です。

業務内容が同じため労働時間を削減することはあまり期待できず、年収は若干上がる可能性はありますが他に比べると少ない。

働き方は設計事務所のため転勤する可能性は低く、現状と同じ条件で働けるケースが多いですね。

業務内容は変わらないため労働時間を減らしたい、新しい仕事をしてみたい人には向きません。

2.デベロッパー

選ぶポイント

労働時間を削減して、年収を上げたい人が選択しやすい業界。
ただし大きなスキルアップは期待できず、転勤になる可能性もある。

スクロールできます
項目評価理由
労働時間発注者側となるため労働時間は減りやすい
収入安定した収入があるため年収はあがりやすい
スキルアップ特定の用途になるため大きなスキルアップは期待できない
勤務地転勤になる可能性は高い

不動産の収益があるため年収が上がりやすく、労働時間も設計事務所よりは減る傾向にあります。

条件面では好条件に思えますが、不動産に関わる仕事なので用途は限定されるので建築という枠でのスキルアップは期待できません。

またデベロッパーは大企業となるので転勤になる可能性も高くなります。

スキルや勤務地に拘りがない方はおすすめです。

ただし1つ注意点があります。
大企業になると試用期間が長い、社員になる条件がある企業もあるので求人情報はしっかりと確認しましょう。

ガルベス

知り合いでデベロッパーへ転職した人は1年間は試用期間だったので初年度は年収は下がったと聞きました。

3.PM/CM会社

選ぶポイント

スキルアップしながら年収を上げたい、転勤したくない方が選択しやすい業界。
ただし労働時間は発注者に比べると若干多くなる。

スクロールできます
項目評価理由
労働時間発注者支援のため改善される
収入需要が増えているため年収は上がりやすい
スキルアップ設計の3倍以上の案件に携われる
勤務地転勤になる可能性は低い

CM方式の需要が増えているため年収は上がりやすく、多くの案件に携われるのでスキルアップが可能。

また会社の規模も大きくはないため転勤になる可能性は低いです。

ただし発注者支援のため資料作成時間は必要となるため、発注者業務に比べると若干多くなる。

発注者側の仕事をしたい、建築のスキルアップしながら年収を上げたい方はおすすめです。

設計をすることはなく、設計事務所やゼネコンにどういった提案をしてほしいかを考える仕事です。
また図面の気づきや履行確認を行うため自分でデザインしたい、仕様を決めたい人には向きません。

4.施設管理(メーカーなど)

選ぶポイント

施設管理がメインなので労働時間は減りやすく、年収も企業によって差はあるが上がりやすい。
ただし既存施設の管理のためスキルアップは期待できず、勤務地も転勤になる可能性がある。

スクロールできます
項目評価理由
労働時間発注者側となるため労働時間は減りやすい
収入企業によって年収に差が出る
スキルアップ新しい物件はほとんどない
勤務地転勤になる可能性はある

既存建物の保全や改修計画をメインに行うため労働時間は減りやすいです。

メーカーによりますが売上が安定している企業は年収が上がりやすいですが、企業により差があります。

基本は既存建物の管理になるため新しい技術を採用することや様々な用途の建築に携われないのでスキルアップは期待できません。

勤務地は大企業になると転勤になる可能性もありますが条件に転勤なしと記載されている求人もあります。

スキルアップを望まず仕事以外の時間を優先したい人におすすめです。

既存施設を管理する仕事のため新築の案件に携わりたい、スキルアップしたい人には向きません。

5.公務員

選ぶポイント

公務員は勤務地が変わらず、ある程度の建物用途に携われるためスキルアップも可能。
労働時間は人手不足もあり長時間となるケースも多く、年収は上がる可能性は低い。

スクロールできます
項目評価理由
労働時間人手不足のため労働時間は長い傾向がある
収入年収は下がりやすい
スキルアップ新築、改修など保有する建物用途は様々ある
勤務地転勤になる可能性はない

勤務地が変わらず倒産する心配がないのが公務員のメリット。

自治体で保有する建物も多いのでスキルアップも可能であるが改修が多いため、新築に携わりたい人は不向きです。

また労働時間は自治体により異なりますが、遅くまで仕事をしている人が多い印象です。

公務員の収入は税金のため安定していますが、年収は下がる可能性が高いため年収に拘りたい人はおすすめしません。

自分の好きな自治体で安定して働きたい人はおすすめです。

転職の際には筆記試験があるので勉強が必要です!
年収を上げたい、キャリアアップしたい人には向きません。

6.ゼネコンの設計

選ぶポイント

設計事務所にはない大型物件があるためスキルアップはしやすく、収入も上がりやすい。
設計業務のため労働時間は変わらず、大手ゼネコンの場合は転勤する可能性は高い。

スクロールできます
項目評価理由
労働時間業務内容が同じため大きな改善は期待できない
収入年収UPは見込める
スキルアップ設計事務所ではできない大型案件がある
勤務地大手になるほど転勤の可能性はある

10,000㎡を超える大型案件の場合、設計・施工を一括して発注するプロジェクトが多く、この場合は設計事務所では経験できないためゼネコンの設計はスキルアップはしやすい。

収入も施工の仕事もあるため設計事務所よりは安定しており年収も上がりやすいです。

業務内容は設計なので労働時間が減ることは期待できず、大手ゼネコンになると転勤の可能性もある。

設計者として大型案件に携わりスキルアップしたい人におすすめ。

労働時間を減らしたい、転勤をしたくない人には向きません。

どのくらいの経験を積むべき?

少なくとも5年は必要

ポイント

建築業界でキャリアアップするなら最低5年の経験が必要。

建築業界で働いていきたいなら少なくても5年は経験を積みましょう。

とくにかく今の会社では働けないから辞めたい場合は転職するのもアリです!

経験が浅くても転職できますが、年収は変わらない又は下がる可能性があることを理解しておきましょう。

5年以上の経験が必要な理由

理由

設計業務や監理業務を一通り経験したプロジェクトが複数ないと実績ができないため。

中途採用をする企業側から考えてみると以下のような人材を求めています。

  • 即戦力になる人材
  • 経験豊富で仕事の幅が増える人材
  • 会社に利益をもたらしてくれる人材

建築業界では資格と経験や実績が特に重要なため、1つのプロジェクトしか携わっていない人材は新入社員と同じです。

より経験を積んでから転職するとキャリアアップがしやすくなります。

どういった理由で転職しているの?

10の転職理由

転職理由
  1. 勤務時間が長すぎる
  2. 休日が少ない
  3. 給与がそこまで高くない
  4. 本当に設計しているのか疑問
  5. 将来のイメージができない
  6. 多くの建築に携わりたい
  7. 設計スキルを磨きたい
  8. 人間関係がうまくいかない
  9. やりたい仕事ができない
  10. 発注者側の仕事がしたい

建築設計、設備設計者が転職する主な理由です。

労働環境を改善したい、年収を上げたいという他にもスキルを上げたり、別の立場で仕事がしたいという理由で転職する人も多くいます。

\転職理由の詳しい内容は以下の記事で紹介しています/

転職を成功させる近道

資格を取得する

成功のカギ

建築業界での転職は資格がないと応募できない企業がある

建築業界は資格がないと仕事ができないプロジェクトが多くあるため最低限の資格は取得してきましょう。

発注者側は資格がなくても問題ない場合がありますが、求人の必須条件に資格が記載されているケースが多いです。

資格がなくても転職はできますが、選択できる転職先が限定されてしまうことを認識しておきましょう。

自分の強みを持つ

成功のカギ

今まで経験したこと、持っているスキルを整理して自分の強みを持っておく

転職活動では自己PRがあり、そこで分かりやすくアピール出来るかが重要です。

自分のアピールポイントがない人を採用したいという人事はほぼいないのではないでしょうか。

こういう分野での経験が豊富、誰しもが持っていないスキルを持っているといったものを1つでも持ちましょう!

普段、仕事をする時も意識しながら行動すると転職では有利になります。

ガルベス

私は他拠点プロジェクトの担当をしていたり、様々な用途の設計・監理をしてきた経験をアピールしました。

\自己PRの書き方は以下の記事で詳しく紹介しています/

転職エージェントを利用する

成功のカギ

転職業界のプロに相談することで良い求人や転職のサポートを受ける

実際に転職サイトに登録して自分で求人を探すことは出来ますが、求人数が数多くあるので一苦労なので、転職エージェントを利用すればあなたに合う求人を探してくれます。

また転職エージェントごとに公開されていない非公開求人があるため好条件の求人に出会える可能性があります。

書類や面接のサポート、企業との日程調整、条件の交渉をしてくれるのでおすすめです。

特に仕事が忙しかったり初めて転職する人は転職エージェントは使うべきです!

\転職エージェントを詳しく知りたい人はこちら/

まとめ

おさらい

ダイジェスト
  1. 建築設計、設備設計の転職先は主に6つある
  2. 転職先ごとに特徴があるため自分に合う職種を考えておく
  3. キャリアアップしたいなら最低5年は経験を積むべき
  4. 転職する10の理由
  5. 資格取得、強みを持って転職エージェントを利用すると転職が成功する可能性が高まる

建築設計、設備設計の経験を活かせる職種を転職する前に知っておくと求人探しもスムーズに進みます。

自分がどういった仕事を今後していきたいのかを一度考えてみましょう!

転職先で悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

それではっ!!!

\おすすめの転職エージェントはこちら/

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